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東亜DNAと、ビジョンを語る座談会
企画営業本部 企画開発部長 青木和直

本社 企画営業本部
企画開発部長 青木 和直

【進行】企画営業本部 企画開発課長 新田浩

【進行】本社 企画営業本部
企画開発課長 新田 浩

「道路会社」の役割と意義

新田:当社は80年の間実績を積み重ねてきたわけですが、100年に向けて、10年後・20年後の道路会社の存在意義を、どうお考えですか?

原:これまでの80年の歴史が物語るように、10年や20年後も当然必要とされるでしょう。

松村:大学で土木を専攻していると、道路といえばゼネコンを想像するかもしれないけれど、日本で「道路会社」といえば舗装の会社を指すよね。舗装は、建築に例えたら、建物を造った後の内装に相当する。建物の内装は、住む人や生活習慣に応じてリフォームするでしょう。一般の土木構造物は50年とか100年とかの耐久性が求められているけれど、舗装はむしろ、時代とともに変化する道路の使い方に合わせて"変えていく"ことを前提に考えられています。10年後、20年後は今と同じ舗装をしているかは分からないけれど、必ず舗装工事が必要とされ、当社も必要とされているでしょう。

青木:確かに、ガソリンで走っている車が電気で走るようにはなるかもしれないけれど、基本的に道路の上を走っているでしょう。道路が存在する以上、最適な路面を提供していくために、道路会社の存在意義は大きいものがあると考えています。

独自のポジショニングが生んだ、「オリジナル」重視の自由な風土
関東支社 工務部長 松村高志

関東支社
工務部長 松村 高志

工務部 工事部長 原 宏

本社 工務部 
工事部長 原 宏


座談会イメージ
座談会イメージ
座談会イメージ
座談会イメージ
座談会イメージ

座談会イメージ

新田:親会社のいない「独立系」というポジションが、当社のひとつの特徴であると思います。フットワークの軽さを活かし、業界を横断しながら技術を磨いてきたからこそ、幅広く交通インフラの発展に貢献できたと考えているのですが、いかがですか。

原:確かに、当社は独立系だからなのか、「自分たちで考える」、「考えたことを実行できる」という雰囲気、企業カルチャーがありますね。

青木:当社の事業は道路が軸だが、スポーツ施設や公園、新幹線の軌道工事など幅広く技術が利用されています。他の会社がもっていないもの、社会にフィットするものを自らが考えてチャレンジしてきた結果でしょう。これからも新しいものにチャレンジする精神が大切と考えています。

土木と化学、両方の分野からのユニークな成長力

遮熱舗装を施した外苑東通り(東亜道路工業本社 前)。NASAのセラミック技術を利用して、路面温度 の上昇を従来より10℃も抑制。

新田:事業面では、工事だけでなく道路資材の製造も行っていることが特徴的です。アスファルト乳剤では国内トップシェアを誇っており、取引先が同業他社だというケースが少なくありません。工事の営業面ではライバルであっても、資材面ではお客様だというユニークな関係ですが…。

原:営業的にはマイナスの面があるかも知れないけれど、工事部門からすれば困ったときに、素材・化学の面から社内で対策を考えられるというのは大きな強みで安心感があります。

新田:研究開発の分野でも、工事部門の土木技術者とケミカルエンジニアのシナジー効果によって、POSMACやマイクロサーフェシングといった競争優位性のある技術が生まれたんですよね。

松村:POSMACなんかは、時代を象徴する画期的な技術でしょう。他に2層式低騒音舗装などもシナジー効果の成果だと思います。舗装っていうのは元来土木の中でも化学の知識が必要な分野。我々は土木と化学の両分野を自分たちで行なっています。土木的な視点から技術開発の目的を明らかにして、必要な素材を科学の人が揃えるという部分にシナジー効果が生まれているわけです。今後は、土木・化学の枠や既成概念にとらわれない情報・技術を持ったエンジニアが、社会の中で自分たちのできることを見つけていくことが大事だと思います。

未来に向けた新技術、そして、日本のためになる仕事。
それが受け継がれるべき東亜道路工業のDNA

新田:今後、我々はどのように取り組んでいったらよいでしょう。

松村:戦後、急速に整備したインフラの老朽化が問題です。舗装は定期的に更新するものですが、長寿命化といったニーズが高まっています。また高齢化の進展に対応してコンパクトシティが進められています。市街地では歩いて楽しい道路整備が求められるでしょう。今、公共事業というとグレーなイメージがあるかもしれないが、本来舗装とは、砂利道で車が通るたびに発生していた埃の対策として環境改善のために行なわれてきたものです。では、今、「環境対策」というと何を指すのか、何が正しいのか。流行に流されることなく本質を見極めることが大切だと思います。

原:高齢化といえば、業界も高齢化が進展しています。技術を若い世代に伝承することや、補完する技術としてIT施工に注力する必要があるでしょう。

松村:舗装のエンジニアには土木と化学の知識が求められます。学校では教えてくれない非常に面白い領域だが、これも、社内でしっかりと伝承する必要があるでしょう。

青木:企画営業本部では"日本のためになる仕事"というスローガンを道しるべにしています。若い世代に使命感ややりがいを持たせる意味もありますが、当社の仕事は元来そういう責任を含んでいます。なかでも東亜道路工業という会社は、他社と違うことを、自分たちで決めて、着実に行なってきた会社です。これが東亜道路工業のDNAではないかと思っています。こういうDNAは、世代を超えて議論することで繋がっていくものなのでしょうね。

新田:なるほど。私も、より若い世代とひざを交えて話すことで伝えていきたいと思います。ありがとうございました。

(平成22年6月)

TOA VISION東亜DNA と、ビジョンを語る座談会。


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