ツインレイ工法

マップ工法(ツインレイ工法)

ツインレイ工法は、2種類の異なった特性を持ったアスファルト混合物を組み合わせ2層構造の舗装体を構築し、それぞれの機能性を最大限に発揮させることを目的としたハイブリッド舗装工法です。2層同時施工可能なマルチアスファルトペーバ(MAP)を用います。効率的な舗設によるコストの削減、構造の一体化、構成層の薄層化などが特徴です。代表的な工法例として、機能の異なる排水性混合物を重ねるパーミツイン工法、排水性混合物の下層に遮水の高い混合物(密粒度、SMA)などを舗設する薄層パーミ舗装工法、耐流動性の優れた大粒径混合物の上層に薄層の耐久性の高い密粒度アスコン等を用いるニューワービット工法、通常のアスコンと着色舗装を重ねるカラー舗装用ツインレイ工法などがあります。

関連団体:MAP工法研究会

特長

●補修用パーミツイン工法は、切削工事等の表層にパーミ舗装(排水性舗装)を用いる場合、既設舗装部分に雨水が浸透するため、早期に破壊することが懸念されるため下地処理を行う必要があります。補修用パーミ舗装は、従来のパーミ舗装の下部に遮水性のある混合物を用います。排水性混合物なので耐久性があります。さらに、排水性舗装の薄層化も可能です。
●ニューワービット工法は大粒径舗装混合物の上層に薄層の耐久性の高い密粒度アスコンを舗設します。大粒径舗装混合物の高い耐流動性を損なわず乗り心地や走行騒音を改善します。
●カラー舗装用ツインレイ工法はカラー舗装の下部に通常のアスファルト混合物を用いる工法です。カラー舗装を薄層化することによりコストを削減することができます。

用途

一般道路、自動車専用道路などの車道舗装

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