クロストーク

東亜道路工業は90年の歴史の中で、
日本中のインフラを整え、まちの景色をつくってきた会社です。

仕事をする中で心を動かされたシーンついて、そして自分たちが見たい未来について、
3つの部門の先輩たちが真面目に意見を交わします。

東亜道路工業がつくる景色

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東亜道路工業が
つくってきたもの

当社は長い歴史の中で、様々な実績を生み出し、新たな工法・技術・製品を創り出してきました。
舗装を通して様々なドラマが生まれ、新しい景色を描いています。

司会

まずはみなさんが関わってきた仕事についてお聞きしたいのですが、東亜道路工業の仕事で、「人や社会に貢献しているな」と実感するような場面はありましたか?

宮﨑

あります。僕自身は経理事務なので現場には立ちませんが、とても印象的だった場面があるんです。
当社が公園の整備工事を請け負ったことがあって、そこに富士山の形の全方向すべり台を新設したと聞いていました。完成後しばらくしてからその公園の近くを通る機会があったんですが、大きな富士山型すべり台の周りに、子ども達が沢山集まっているのが見えたんです。

岡田

あぁ、うちは景観工事に積極的だからね。それは嬉しいね。

宮﨑

わーっと歓声をあげながら満面の笑顔ではしゃいでいる姿を目の当たりにして、感動しました。単純に「素敵な景色だなぁ」って思ったし、自分達がつくったものがまちの人を喜ばせているんだと誇らしくなりました。

岡田

僕は東日本大震災の一年後に入社したんです。震災発生直後のまだ被災地に自衛隊が入る前から、当社の工事部がタイヤショベルやショベルカーを動かして現場に入ってがれきの排除をしていると先輩に聞いて、グッときました。

司会

なるほど、災害時の道路の復旧にも協力されているんですね。

岡田

道路の新設工事はもちろん大きなインパクトがありますけれど、それだけじゃなく、道を直したり通れるようにするのも当社の大事な仕事です。災害時はもちろん、補修やパトロールなど、インフラを維持するために目立たないところで当社が役に立っていることは沢山あります。

司会

道路の多くが数十年前に造られていると考えると、補修・維持・長寿命化というのはますます重要になりそうですね。

藤﨑

僕が今携わっているのもまさに舗装打ち換えの現場で、かつて試験施工をされた区間です。「アスファルトの層」と、その下の「路盤」と呼ばれる砕石の層、さらに下の土の部分である「路床」の構造について、どういう構成にすれば最も強度が高いかを実地で検証している道路です。工事の前段階で試掘をして、内部の構成や路床の強度を調べました。路床をここまで深く掘るのも初めてだったので発見が多かったですね。知らないことばかりでした。

司会

過去の技術は今と全く違うんですか?

藤﨑

舗装の基本構造は変わってはいないですが、使用する材料やその選定については研究が重ねてられ進化していますよね。
例えば今回、1m掘っただけで水が湧いてきて海岸の砂が現れるような埋立地の区間がありました。道路を打ち換えるにあたって、そんな場所でどう強度を出していくのかについても、技術部と一緒に考えたり、製品選定をしたりしながら進めてきました。そういうのもすごく勉強になります。

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東北大震災直後の仙台空港
当社所有の特殊車両で破損状況を確認(2011)

司会

東亜道路工業さんは研究・開発もされていますが、みなさんが入社した時には無かった新しい製品・工法にはどんなものがあるんですか?

岡田

最近では「ファスト・アス」ですかね。

藤﨑

“キュッって握るやつ”ですね。以前、何百か所という細かい穴埋めをするような現場で使ってみましたけど、あれ面白いですね。

岡田

そうだよね。包装を握ると袋の中で2種類の素材が混じって使えるようになる小規模補修材で、施工がすごく簡単なんです。女性でもできるとうたっています。女性の施工管理者はまだ少ないですけどね。

宮﨑

当社だと、多摩営業所にいますよね。

藤崎

増えてほしいですね、女性の施工管理者も。
話はズレますけど、男女を問わず、この仕事には大らかな人が向いてるかもしれないです。工事って、先を読んで準備しないと理想通りに進まないから段取りがすごく大事なんですが、それでも100%思い通りにはならないんです。その分、臨機応変に対応しなきゃいけないという面もあります。

岡田

管理部はきちんとしてる人が多いよね。

宮﨑

僕はきっちりしている性格じゃないんですけど(笑)仕事はきっちりしなければいけないと思って努力はしています。

司会

支店・営業所や工場ってどんな雰囲気なんですか?

宮﨑

簡単に言うと、支店長や所長・工場長がトップの小さな会社みたいな感じです。

司会

東亜道路工業は全国に事業所があって、それぞれ工事も製品製造も行う分、多様な現場からユーザーの声を吸い上げられるわけですよね。新しい製品や工法に反映しやすいでしょうね。

岡田

そうかもしれないですね。ニーズから生まれる製品は多いと思います。
例えば…健常者にとっては、多少の段差や舗装の欠けは気にならないと思うんですね。でも杖をついた人・車椅子の人にとってはそのわずかな凸凹が障害で、不便で危険なものなんですよね。当社に「CAMシールNEO」というコーティング材料があるんです。舗装面に敷きならすと表面が平滑になって、かつ段差やわだちが無くせるという、人気のある製品です。
先ほど話したように道路を維持することは大事なんですが、現実には、歩道を打ち換えることが難しい場合もあるので、こういった機能性の高い補修材が求められているんです。

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ファスト・アス(グッドデザイン賞2016年度受賞)
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藤﨑

製品に加えて工法にも色々な種類があって、工期や予算でも選択は変わってきます。
お客様から舗装方法を指定されることも多いですが、「こんなバインダーや工法もあります」と、こちらから提案することもありますよ。

司会

なるほど。設計通りに造るだけでなく、施工管理職の方が考えて提案することもあるんですね。

岡田

ちなみに「バインダー」っていうのは、樹脂みたいなものを混ぜてアスファルト自体の“繋ぎ止める力”を高める製品ですね。舗装材であるアスファルト自体の性質を変えてしまうんです。合材工場でそれに骨材(石や砂)を混ぜて、「アスファルト合材」として現場に敷設するわけです。

藤﨑

さすが。分かりやすいです。

岡田

ありがとう(笑)。もっと細かい話をすると、アスファルトにも硬い・柔らかいのグレードがあるんですよ。そこに加えるバインダーの量や種類を変えて、様々な改質アスファルトを作るんです。重交通に対応する硬いものとか、水を排出することに対応するものとか。それを合材の粒度や特性と掛け合わせて機能を作り出しているんです。

司会

そういう基礎的な研究が、社会課題の解決につながっているわけですね。

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自分たちが
つくっていくもの

会社の次世代を担う社員達が描くこれからの東亜道路工業、そして、自分たちの役割とは。
それぞれの経験から紡ぎ出された、自信と意欲を感じてください。

司会

次に、未来の話を伺います。みなさんは、東亜道路工業という会社が今後どう変化していくべきだとお考えですか?

宮﨑

最近よく人手不足が問題になりますが、工事では、AIやドローンを活用する技術革新によって少人数で効率的に作業する「ICT施工」が注目されています。

藤﨑

ICT施工は入社3年目にチャンスがあったので、手を挙げて挑戦させてもらいました。国体のセーリング会場になる施設で、25,000㎡の広さがあったので、ICT施工が最善策だということになったんです。
ICT施工は、少人数で施工量を高められることと、仕上がりが良いことがメリットです。通常は、勾配や高さを決めるための測量や「丁張り」という作業に工数がかかるんですが、ICT施工であればその工数を減らせるし、重機を自動制御することで正確な高さで施工できるんですよ。
実感値としてもかなり早かったですね。同じ時間で施工量が1.5~2倍くらいに高まりますので、今後も積極的に活用していきたいと思います。

宮﨑

工事と同様に、事務的な承認体制についても、コロナ下で話題になったようにデジタル化することによって省力化を進められるのではないかと期待しているところです。

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司会

なるほど。そういった動きの中で、ご自身がこれからやってみたい仕事はありますか?

宮﨑

効率化のしくみづくりについて、自分がその一助になりたいと思います。経理事務職は部門を横断して見ることのできるポジションにありますので、自分達だからできることがあると思っています。

藤﨑

僕は工事の立場から、より質の高いものをお客様に提供したいですね。実績を見て「東亜道路工業の舗装はきれいだ」「品質が良い」と感じていただけることが、結果的には営業力になると思っているんです。同じ図面でも、段取りや現場管理で仕上がりは変わります。現場が商品になるくらい良い仕事をしたいと思います。

岡田

いや、しっかりしてるよね。

藤﨑

あ、僕ら、褒められてますか?(笑)
それともうひとついいですか?僕は新入社員時代に短い工期の現場が多かった分、色んな現場で経験を積むことができました。様々なやり方を見ることが出来たし、現場の数だけ達成感も味わえました。後輩にもぜひそういう経験を数多くさせてあげたいなと思っています。教えることは自分を成長させることでもあると思っているので、OJTにも積極的に関わっていきたいですね。

司会

岡田さんは主任さんでもいらっしゃいますよね、いかがですか?

岡田

そうですね。次の世代のために、部門を超えた交流をもっと作れるような管理職を目指したいと思います。そして、「うちの会社は新しいことに何でもチャレンジできる会社です」って胸を張れる会社にしていきたいですね。

司会

素敵ですね。みなさんお仕事は楽しいですか?

藤﨑

楽しいですよ。これを見てちょっとでもそれを感じて入社してくれる後輩がいたら、嬉しいですね。

司会

ぜひ、そうであってほしいと思います。今日はありがとうございました。

3人

ありがとうございました。

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撮影場所 東亜道路工業本社