社員が語るシゴトの“中身”

舗装には伸びしろがある。
結果にも過程にも目を配ることで、
もっと社会の役に立てる。

TAKUTO SUZUKI

技術研究所 
研究・技術
2021年入社

※取材当時の内容です。

入社してから、どんな仕事をしてきたか教えてください。
新しい技術・工法を生み出すための基礎研究、既存製品の性能向上やコストダウンのための研究、業界の流れやお客様のニーズに合った新技術・新工法の開発などをしています。また、開発した技術・工法の普及(報文・学会での発表等)や、社内に向けて情報共有のためのセミナーなども行います。
入社前は舗装がすべて同じものに見えていましたが、実は環境や地域、求められる性能等に合った設計の「全く違うもの」であることを知り、驚いたのを覚えています。今は「アスファルト合材」をメインに研究しているのですが、使用する骨材や改質アスファルトにも多くの技術が埋め込まれています。これらの量や割合を1%変えるだけで性能が大きく変化する上、適切に温度管理等も行わなければならない、非常に繊細なものだと分かりました。
仕事をしていて気持ちいい瞬間・感動する瞬間とは?
新しい技術開発の研究に直接携わり、携わった研究が実際に現場で使用された時です。例えば、私が開発に関わった「タフシャットRA(樹脂防水一体型アスファルト舗装)」は、主に橋梁で使用される技術です。施工に特殊機械が不要で臭気も少ないことから、施工箇所を選ばないという利点があります。この新技術が認められ、実際の現場に施工できたときは非常に嬉しかったです。
また、地域によって異なる課題に対して解決策を検討する際に、直接的ではなくとも世の中に役に立っていると感じます。
さらに、製品の製造工程を簡略化すること、あるいは施工を簡単にすることも、工場や作業者にとって非常に重要です。結果(製品)のみならず製造工程等にもたくさんの研究と知識が必要。私はまだまだ未熟者ですので、そういった課題を解決できるよう知識と経験を身に付けていきたいと考えます。世の中で使用される舗装の明るい未来を自分の手で切り拓いていくことが、研究開発の面白いところであり、求められていることだと思っています。
東亜道路工業って「何ができる会社」ですか?
道路は、人々が快適な暮らしをするにあたって必要不可欠なものであり、まだまだ課題の多いものだと思っております。良くとらえれば多くの伸びしろがあるということになります。今後発展を続けていくであろう舗装業界において、東亜道路工業は社員ひとりひとりが「自らの意志と成長をもって、人々の生活を足元から支える」、そして社会全体の発展に貢献できる会社です。

ある一日のスケジュール

8:00業務開始 9:00ミーティング 10:30試験用供試体作製(試験準備) 12:00休憩・昼食 13:00試験用供試体作製(試験準備) 16:00試験開始 16:30翌日の試験準備 17:00試験データ整理 18:30退勤
仕事風景
あなたの力が必要です!!

就活中のあなたへ

私は、大学時代化学系を専攻しており、舗装に関しての知識はゼロに等しい状態でした。そんな中でやっていけるのか不安でしたが、上司や先輩の方々が優しくイチから教えてくださり、不安はすぐに吹き飛びました。
舗装には化学的要素がたくさんあり、大学で学んだことを生かす機会も多々あります。また、東亜道路工業は独立系の舗装会社であるため、個人の意見やアイデアを発言し、のびのびとチャレンジのできる環境です。自分のアイデアで人々の生活をより豊かにするチャンスにあふれた会社ですので、ぜひ皆さんのアイデアをお待ちしております。