荒木 亨一
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地域を活性化する
取り組みを、
事業の新しい柱へ。

荒木 亨一

建設事業本部 企画開発部
官民連携担当部長

Case study

官民タッグで公共施設の未来を創出

官民連携事業

顔写真

建設事業本部 企画開発部 官民連携担当部長

荒木 亨一

10年研究開発を行った後、営業、営業所長へと幅を広げた異色の経歴。
2018年から当社の官民連携事業立ち上げに向けた活動を開始。全国で数多くの実績を重ねている。

※所属部署、役職は2024年10月現在

香取市 橘ふれあい公園(2023/4開業)
香取市 橘ふれあい公園(2023/4開業)

誇りたい理由

成果が出ない時間を乗り越え、事業立ち上げの突破口を開いた。

官民連携事業というのは一般に、民間企業と自治体が連携して公共施設の魅力を高め、持続可能な運営体制をつくっていくのが目的です。東亜道路工業は2018年に官民連携に挑戦することを決め、推進の責任者として私に声がかかりました。
ただ、「施設をどう使うか」のコンセプト企画から数十年間の運営までを行うこの事業は、当社だけでは完結できません。設計、建設、維持管理、運営、ファイナンス、時にはキャンプの専門企業…と、多彩な企業とチームを組む必要があるわけです。今でこそ我々自身がチームを集めることもありますが、当時は参画予定の企業に出向いて実績や強みをPRし、仲間に入れてもらうことから始めました。官民連携の実績がない時期は、土木工事を担うパートナーとして信頼していただくのに苦労しましたね。営業として成果が出ない時間が長く苦しかったですが、その間も会社は諦めずに待っていてくれました。

ポートレート

自分の知識や経験を、施設の魅力づくりに展開。

6年で10件を超える事業に携わってきましたが、記念すべき最初の仕事が、埼玉県富士見市の「びん沼自然公園」と千葉県香取市の「橘ふれあい公園」でした。「橘ふれあい公園」は、デザイン、施工、20年間の維持管理・運営を請け負うプロジェクト。多世代間の交流を生み出すことをテーマとして、6haの敷地にパークゴルフ場やオートキャンプ場などを整備しました。遊具や展望台があり、農業体験できる里山もあります。提案前から何度も現場に足を運び、イベント企画や子育て支援、防災機能、ランニングコストまで見据えて総合的に計画を練りました。
官民連携事業というのは公園ばかりではなく、空港、道の駅、学校の跡地利用などと多様で、プロジェクトにより地形も予算も目的も毎回違います。いかに自治体のニーズに応えた提案ができるかが勝負。幅広くアイデアを得るために様々な施設を見に行きますし、自分が仕事や生活の中で得てきた知識・経験をフルにものづくりに活かせるのが嬉しいところです。

portrait

モチベーション

様々な事業を通して拡げてきた得意分野が、次のニーズを捉えていく。

当社は基本はインフラ造りを担う会社であって、道路というのは無意識に通れた方が良いんですよ。「違和感がないのが当たり前」というものづくりをするのが仕事。一方で、公園やスポーツ施設は「こんなキレイな場所が出来たんだ」と気づいて、喜んでもらうのが仕事なのでそこは大きく違います。そういう意味でも、懸命に考えて造り上げた公園がリニューアル前より遥かに多くの方で賑わっている様子を見た時は、この事業に携わって良かったと実感できる瞬間でした。
官民連携事業の土台には、インフラをきちんと造るという当社の技術があり、そこから発展したスポーツ・景観のノウハウと、民間工事で培った提案力や遊び心があります。これまで築いてきた当社の得意分野をより拡げた先で、これからも次のニーズを捉えていけるんじゃないかと思っているんです。

やりたいこと

自ら「営業の最前線」で、
会社を前進させる取り組みを進めていきたい。

私は技術研究所で10年近く製品開発をしてから製品営業になり、工事営業もやりました。会社の中でも異色だし、色んな仕事をさせてもらってきた実感はあります。だからこそ新たな事業に取り組む「営業の最前線」で、会社を前進させるような取り組みをしていけたらいいなと思います。今後は官民連携事業を通じて、地域活性化やインバウンド需要に応えるプロジェクトに携わり、その運営にも関わっていきたい。そこから先に見えてくるものがあると思っています。いずれは官民連携を当社事業の柱のひとつに育てたいですね。

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Other projects

荒木 亨一の記憶に残るシゴト

  • 改質アスファルト乳剤の開発等

    改質アスファルト乳剤等の開発

    入社後は技術研究所で製品開発に従事。写真は当時担当したマイクロサーフェシング工法。アジャストマンや材料オペの役割で現場施工にも携わった。

  • 製品営業

    製品営業

    製品を熟知する人間が営業をしたらどうなるかと転向。製品を使ってもらう楽しさを知った。

  • (仮)富士見市びん沼自然公園整備事業

    富士見市びん沼自然公園

    官民連携部門のはじめての仕事。富士山が見える展望台を遊具と組み合わせ、公園のシンボルに。広大なパークゴルフは、多世代交流と利用活性化を促進。