橘  優一
We are PROUD_03 We are PROUD_03

We are proud_03

100人を率いて進める
3年がかりの
大プロジェクト。

橘 優一

茨城支店 工事課長

Case study

インフラ長寿命化の課題に応える

中央道
リニューアル工事
(松本管内)

顔写真

茨城支店 工事課長

橘 優一

道路舗装だけでなく、スポーツ・景観など幅広い現場を率いてきた施工管理者。
独立系企業であることに惹かれて当社を選び、入社後に特有の「自由さ」と「チャレンジできる風土」を感じたと語る。

※所属部署、役職は2024年10月現在

施工計画書の例
施工計画書の例

誇りたい理由

50kmの道を3年がかりで直す。
スケールの大きい、緻密なものづくり。

写真は中央自動車道のうち総延長50kmを約3年かけてリニューアルした大規模な更新工事です。修繕する箇所は断続的に150ケ所。当社の施工管理者チームと100名ほどの作業員を複数の班に分け、並行して工事を行います。短期なら規制箇所を移動させながら施工するんですが、今回は、1ケ月間現場を囲ったまま、舗装の下にあるコンクリート床版を削って打ち直す必要のある橋梁もありました。
寒い地域は凍結防止剤を使うので、塩分でコンクリートや鉄筋が傷みます。インフラは1960年代に造られたものが多くその長寿命化は大きな社会課題。だからこそ耐用年数を高めなくてはなりません。技術部門とタッグを組み、遮水機能と高い追従性を持った新しいアスファルト材料を提案して、実装しました。

ポートレート

良い工事は、知識・経験と綿密な計画の上に成り立つ。

このプロジェクトでは、高速道路を供用したまま、交通規制をして昼夜施工しました。施工管理者が最も気を使うのが安全です。高速で車が走るすぐ隣で作業をするので、作業員に作業中の姿勢や道具の管理手法まで細かく指導しながら施工しました。一方で、渋滞状態をつくらないよう、車の流れを見ながらタイムリーに標識車を走らせたり、監視カメラやスピードを制御するライトを使うなど様々な取り組みを行いました。また、高速道路場は現場の幅が狭いため、工事車両の出入りが事故や効率低下につながります。工事車両を使う順番や頻度を考慮した上で停車位置を決め、入れ替えが発生しないよう工夫するなど緻密な計画が必要になるんです。施工管理は品質や工期・予算の管理が主な仕事ですが、工法や段取りを熟知していなければ適切な計画はできません。

portrait

モチベーション

その場所に造り出す、2つとない風景。
毎回違うから飽きがこない。

私自身は自社の職員を統括する立場なので複数の現場をまわるんですが、仕事をしていて気持ちがいいのは、工事が終わったばかりの道を走る時ですね。平坦になった路面を車がスーッと走る感覚があると、「良い舗装をしたな」と思える。それが一番です。
また、これまで道路舗装だけでなく、スポーツ施設や景観など色々な仕事をさせてもらいました。ICT施工などにもいち早くチャレンジさせてもらいましたね。道路に水道管を埋設したり擁壁を造ったり…この仕事は実に多様で、やっていて飽きません。決まった工程でモノを作るのとは違い、人を動かしてその場所に合わせたものを造るわけですから、同じものは二度と造れないんです。風景の中でどんどん出来上がっていく様を実感できることは面白いですし、完成後に近所の方から「キレイになったね」と言われたら嬉しいですよ。

やりたいこと

一番の目標は、次世代人材の育成。

最近は立場が上になって自分が現場に立つ機会が少なくなりました。これからは、施工管理者として責任ある立場を任せられる若手を育てていくことが目標です。若手と話すときには、まず自分で考えて意見を言ってもらうことを大事にしています。彼らがなぜそう考えたかを知りたいですし、若手の意見に感心することも少なくありません。施工管理者にとって、人との接し方は大事なスキルです。作業者に作業内容を伝えたり、お客様への説明や交渉をする場面では、コミュニケーションが不可欠。我々は営業ではありませんが、ご満足いただけると、お客様には「次もよろしく」と声をかけていただけます。ぜひそういう仕事をしてほしいから、日々の仕事の中に時間を見つけて伝えていきたいと思っています。

We are PROUD_03 We are PROUD_03

Other projects

橘 優一の記憶に残るシゴト

  • 駒澤大学 野球場

    駒澤大学 野球場

    何もない状態から造り上げた印象深い野球場。ここからプロになった選手がいることも嬉しい。

  • 青山 表参道交差点

    青山 表参道交差点

    東京で初めて担当した現場。歩道の表情も外灯も自分で計画して仕上げた喜びはひとしお。

  • 外苑東通り

    外苑東通り

    遮熱舗装を施工。音や振動への配慮が必要な上、本社前を通る道なだけに緊張感もあった。