研究開発
創造と革新の科学
技術研究所は、道路舗装に関連する実験装置のみならず、アスファルト関係の試験や分析等の装置を数多く揃えた国内でも有数の研究機関です。
東亜道路工業は土木や建設の知見のみならず、化学の視点から道路舗装のイノベーションに取り組み、ユニークで独自性に富んだアスファルト製品や舗装工法を開発し、人々の快適な生活に大きく貢献しています。
製品開発
道路舗装には利用者の快適な走行性を確保するだけでなく、環境対応など様々な機能が求められています。弊社はアスファルト製品開発のパイオニアとして、道路舗装材料の他、鉄道用やスポーツ関連施設用など、幅広いユーザーの様々なニーズに適応する製品の研究開発を行っています。
工法開発・調査試験
開発した製品を活かすための工法、あるいは工法に適合させた製品の開発など、土木と化学を融合した技術開発を進められるのが東亜道路工業の特徴です。また道路舗装に関する数多くの調査機器を有し、これらを駆使して技術開発の成果を調査し、適切に評価することで新たな技術の礎を築いています。
基礎研究・情報発信
80年以上に亘る研究開発の歴史で得られた成果は、当社の知の資産です。技術研究所は、業界をリードする技術・知識の拠点として積極的に基礎研究を行い、社内外へ情報発信しています。その一環として土木・道路関連学会への論文発表も多く、これまでに数々の表彰を受けてきました。柔軟な発想と長年の経験が当社の技術を支えています。
技術研究所のご案内
試験機器の紹介
卓上電子顕微鏡 (SEM)
舗装材料の表面形状の観察や元素分析も可能な電子顕微鏡です。材料をミクロの単位で化学的に調査、検証、研究することができます。
イヤトロスキャン
一般的に、油分などの有機化合物の成分分析で用いられている装置です。当社では主にアスファルトの成分分析で使用しています。
研究論文
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2021.12
移動式たわみ測定装置(MWD)のたわみ量解析手法の提案 (土木学会舗装工学講演会, 梅田隼、塚本真也(東亜道路工業)、山口和郎(協立電機株式会社)、綾部孝之(国立研究開発法人土木研究所)、寺田剛(国立研究開発法人土木研究所), 舗装工学論文賞受賞)
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2021.12
再生可能資源を利用した舗装材料の開発と実用例 (アスファルト, 曲慧ほか)
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2021.11
12年間屋外曝露した供試体の劣化評価と一考察 (第34回日本道路会議, 石松莞爾ほか)
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2021.11
軽交通に適用した水性常温薄層カラー舗装材料の一検討 (第34回日本道路会議, 小林義秀ほか)
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2021.11
半たわみ性舗装の改質アスファルトの効果の一検討 (第34回日本道路会議, 望月大輝ほか)