We are proud_06
百年先、東亜道路工業が
社会とどう関わるべきかを
考えたい。
新田 浩
建設事業本部 企画開発部 部長
Case study
「道路空間」に新たな付加価値を
太陽光発電舗装
システム
WATTWAY
建設事業本部 企画開発部 部長
新田 浩
製品営業、工事営業として、公共から学校・民間企業へ、最前線で市場を拡げてきた。
交渉にあたっては、「取れるかどうかではなく、取るためにどうするかを考える」と断言。
現在は部門統括者として、スポーツ・景観事業とその未来を切り拓いている。
※所属部署、役職は2024年10月現在
誇りたい理由
道路空間に「発電」という付加価値を加えるシステム。
「WATTWAY」とは、舗装路面に太陽光発電パネルを貼り付け、道路空間で再生可能エネルギーを生み出すシステムです。フランスのColas社が開発し10年以上実証実験を重ねた後、当社がパートナーとして日本展開の窓口を担うことになりました。このシステムはパネル上を通行することも可能なので、将来的には道路上で発電し、EV車が走行中に給電するようなインフラを実現できる可能性だってあります。ただし、現行法では公道の路面への設置が難しく、導入に向けて法改正が必要なんです。そのためにまずはデータが必要なので、いま国土交通省や東京都と話をしながら、社会実験プロジェクトに挑戦しているところです。一方では、WATTWAYが拓く未来に共感してくださる企業・学校への設置も進めています。
モチベーション
製品が持つ可能性を、どういう切り口で理解してもらうか。
市場導入にあたっては、どういう切り口で理解してもらうかがすごく大事です。電気代で採算を取るなんて話ではない。道路も、今まで車を停めるだけだった駐車場も発電所になるんです。空港や球場とも話を進めています。カーボンニュートラルを目指す流れの中で、日本で道路空間を活用するのがいかに重要か理解していただけるところと一緒に活用を進めたいですね。そして、作ったエネルギーをどう使うか。交通手段として存在感を増しているシェアサイクルなどの充電ポイントにしたり、学校内に設置したりといった試験的導入はすでに始めています。学校は子どもたちに教育する機会を創出できますし、災害時の避難場所となる場なので、非常時の情報ツールとして欠かせないスマホの充電ポイントを確保する意味でも役立つと思います。
独立系企業だからこそ、
視野を広げて自由な発想を。
走行中の車に給電する道路は開発が進んでいると思いますが…実は東亜道路工業も、10年ほど前に自動車メーカーと組んで研究開発していたんです。知人に紹介してもらって私が自動車メーカーの開発者さんに会いに行ったのがはじまりですが、会った途端に「ありがとう!」と握手を求められたのには驚きました。「電気自動車の発展には充電スタンドを含めたインフラ整備が必要。道路の専門会社と組めるのは心強い」と。私も同じことを考え、実現のイメージもあったから、共同開発をすることになったんです。あの時はだいぶワクワクして、世界制覇できるかなと思ったんですけど…(笑)。
ただ、完成させることだけが収穫ではないじゃないですか。業界を超えた挑戦をすることは、これからの当社にとってとても大事なことだと思っています。それが独立系企業の強みであり、挑戦のDNAもあると信じています。
やりたいこと
これからの時代に、道路は、そして当社はどう変化していくか。
やりたいことはいくらでもありますよ。例えば道路でのITやAIの活用。通学路の歩道に情報を持たせて車の侵入や速度を制御すれば、不幸な事故を防ぐことができます。あるいは、デジタルツイン。仮想空間上のインフラで異常を予測できれば、リアルに掘り返さなくても、どこで何が起きてどう直せばいいのかが分かる時代が来るでしょう。人口が減って維持管理が難しくなっていくからこそ、無駄のない管理が大きな課題解決になるはずです。
当社はもうすぐ百周年を迎えます。言い過ぎるのは良くないけれど、私個人としては、東亜道路工業は道路を造る会社であるとともに、人や社会への付加価値を提供する会社へと変わっていくべきだと考えています。昔は道路をキレイにすることが最大のサービスだったけれど、これから百年、どうやって社会と関係を持っていくか。非常に面白いですよね。時代性や業界外の動向を掴むために、私自身も日々様々な方と対話を続けています。
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