阿部  充
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技術、製品が一体となって
ベストな仕様を具現化。

阿部 充

北関東工場 工場長

Case study

高耐久のバイオ由来製品をまちの中へ

北浦和駅モータープール

顔写真

北関東工場 工場長

阿部 充

ホテルマンから転職した異色の経歴。入社理由は「給与の高さ」と明言。
製品営業として信頼を集め、工場長として製造を統括する立場になってからもお客様から直接仕事の依頼を受けることが少なくない。

※所属部署、役職は2024年10月現在

施工前の路面
施工前の路面
施工後
施工後

誇りたい理由

交通量の多いモータープールを、「わだち掘れ」に強い高耐久舗装へ。

さいたま市の北浦和駅前には、多方面を結ぶバス停が並ぶモータープールがあり、そこから4車線の広い県道が延びています。交通量が多いので舗装のクラックや凹みなどの傷みがひどいと、市の建設事務所から相談があったんです。バス停というのは、荷重の大きい車がSTOP&GOを繰り返すので「わだち掘れ」が起こりやすい。当社で荷重やたわみ量を調査し、どういう舗装が最適かを検討した上で、当社が開発した「HSアスコン」という改質アスファルトによる高耐久舗装をご提案しました。この提案が舗装の長寿命化を望むお客様のニーズにピタッと合致。結果的に3,000㎡規模のモータープールすべてに「HSアスコン」を採用していただいたというプロジェクトです。技術部と製品部、地元の工事会社が一体となって取り組んだ成功事例のひとつだと思います。

ポートレート

舗装のプロとして挑んだ提案が、理想的なかたちになった。

一般的なバス停では、停車位置だけに「半たわみ性舗装」を施します。これは、一度通常の舗装工事を行い、その後にセメントミルクを注入する工法。しかしこれだけ交通量の多い現場では、交通開放までの養生時間が長いのがデメリットですし、工数の多さがコストを高めます。一方、当社が提案した「HSアスコン」は、一度の施工で高耐久舗装が実現する製品。わだち掘れへの強さを表すDS(動的安定度)も「半たわみ性舗装」に匹敵する数値を得られます。その上、植物油を主原料にした環境配慮製品でもある。当初のご相談は路面を削って舗装を重ねる構想でしたが、私たちは「HSアスコン」で施工するのがベストだと考えた。だからこそしっかり調査をして最善の仕様を提示したんです。お客様の理解を得て、最終的には「HSアスコン」の特性を十分発揮させるため、硬い舗装面を支える路盤の砂利も入れ替えています。提案から完成まで約1年を要する大規模なプロジェクトになりました。

portrait

モチベーション

震災を越えて、仕事への価値観が全く変わった。

私は三陸の出身で、東日本大震災を現地で経験しているんです。あのタイミングで仕事に対する価値観が変わりました。ライフラインが駄目になり、パニック状態で人手が回らない。その中で私は発電機や給水車を使い、トラックを運転して手助けをすることができたんです。この業界で働いていて本当に良かったなと思いました。
それに、復旧のために真っ先に直すのはインフラです。道具や機械が揃わなくても、社員たちは損得勘定抜きで直す方法を考えた。自分もその中にいたことが大きくて、あれからモチベーションが全く違います。何が必要か、何ができるかを一歩も二歩もを深めるようになりました。お客様への説得力も違ってきたんだと思います。

東亜道路工業は、思うことに挑戦できる環境。

今、若い社員が多い中で、いろいろな刺激を受けながら自分も成長できていること、そして彼らの成長を見るのがすごく楽しいです。彼らは昔と違って、まず行動してみるよりも、正解に近い答えを調べることに長けている。それなら今後は、会社のナレッジも共有・検索できるような仕組みが必要なんじゃないかと思います。そういう環境をこれからは私たちがつくらなくちゃいけないですね。
東亜道路工業は自分が思うことに挑戦させてくれる、失敗もさせてくれる環境です。辞めたいと思ったことは一度もないですね。

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