国際的取り組み
国境を越え、
人々の生活を支える力に。
人々の生活を足元から支え続けていくという当社の志は国境を越え、事業や技術支援など様々なかたちで世界中に広がっています。原動力は、挑戦・発想・実行のDNA。培ってきた技術力・製品開発力を土台として地域特性に合わせた方法で新しい価値を生み出しています。さらに、SDGs やカーボンニュートラルといった国際課題解決に取り組み、途上国からも参加できるよう人材育成や技術支援に取り組んでおります。
海外工事
途上国におけるレジリエントなインフラ構築で、未来をひらくサポートを
当社は、途上国におけるJICAの道路インフラ建設や世界の高速鉄道等の工事を積極的に行っています。また、持続可能な社会づくりを目指し、太陽光発電舗装など海外企業と次世代の道路舗装にも取り組んでいます。
タイ王国 |JICA 東部外環状道路(国道9 号線)改修計画事業
2011年に発生した大規模洪水からの復興支援と防災の観点から行われた道路の嵩上げを含む改修工事です。
当社はパトゥムターニー県~アユタヤ県までの約30kmの道路改修事業を実施しました。
台湾|台湾高速鉄路公司 新幹線軌道⼯事
台湾高速鉄道のスラブ軌道工事には、当社のセメントアスファルトモルタル(CAM)が使用されています。
台湾高速鉄道事業において、当社はこのCAモルタルに必要なA乳剤の製造およびCAM注入工事を担当しました。
フランス|COLAS 社 太陽光発電舗装の取組み
太陽光発電舗装システム(Wattway)を開発しているフランスのCOLAS社と技術協力し、日本の環境に適した材料開発を進めています。2021年には本社ビル前に太陽光発電舗装システムを試験設置。実用化・普及に向けた取り組みを行っています。
国際事業協力
途上国での事業協⼒を実施し、世界と一緒に成長する。
途上国におけるJICAの道路インフラ建設案件では、自社施工の場合だけでなく、他の協力企業にもスーパーバイザーを派遣して事業遂行を後押しするととともに、現地のエンジニア教育にも力を注いでいます。
製品の海外販売
グローバルな製品ニーズへの対応。製品シーズの活⽤。国際協力への参加。
当社は、JICAの無償資金協力事業や有償(円借款)資金協力事業を実施するコントラクターへの材料供給、地域ごとの技術支援など、国内で培ったノウハウを活かして世界のニーズに対応しています。また、当社独自のシーズを活かした製品の販売や製造技術⽀援を通して、ともにSDGsやカーボンニュートラル等、国際協⼒への取り組みにも参加しております。
製品売上の一部を、レッドカップキャンペーンに寄付しています。
世界の飢餓で苦しむ⼦供達への⾷糧⽀援(⼈道⽀援)として、当社の製品売上の⼀部を国連WFP(World Food Programme)
国連世界⾷糧計画に寄付しており、この「学校給食プログラム」を支援することで、子どもたちの栄養状態を改善するだけでなく、教育の機会を広げ、未来を広げることに貢献しています。
研修・人材育成協力
途上国の発展に不可欠な人材育成を支援
当社はJICAの教育プログラム(課題別研修・国別研修・留学生研修・OJTなど)や、JICA草の根支援による道路舗装マニュアルの作成を通して、途上国における人材育成に協力しています。また、⺠間企業としてもこれらの教育プログラムのフォローアップ研修を実施しております。
- JICA 課題別研修・JICA 留学⽣セミナー(全世界)
- フォローアップ研修(バングラディシュ・エチオピア)
- JICA 草の根⽀援(キルギス・モンゴル)
技術支援
世界の課題解決に寄与する技術支援プロジェクトに協力
当社はSDGs関連活動の一環として、途上国の経済状況を踏まえ、道路維持管理を支援するスマートフォン用アプリを世界に無料配信し、JICA 道路アセットマネジメントのナレッジマネジメントセミナーで紹介しています。
また、⾃然災害による被害を減災できる道路関連技術について、JICA技術協力プロジェクトを通して世界に紹介しております。