We are proud_05
地形や建築物も
フル活用して
「冒険」の世界観を創出。
瀧口 陽
東京支店多摩営業所 特件工事課長
Case study
舗装の枠を超え、施工技術で心を動かす
東京サマーランド
MONSTER STREAM
東京支店多摩営業所 特件工事課長
瀧口 陽
北海道函館工業高等学校土木科を卒業後18歳で入社。会社が事業領域を拡大する中、施工管理者として多様な現場に挑んできた。
先輩たちとのチャレンジを笑顔で語り、現場を通して次の世代に伝えている。
※所属部署、役職は2024年10月現在
誇りたい理由
大迫力の水流と波が興奮を生む新・アトラクション建設。
東京サマーランド様とのおつきあいは長く、担当してもう18年になります。「MONSTER STREAM」は2021年にお話をいただき、設計段階から参加して、2024年7月オープンに向けて施工全般を行いました。1,260 ㎡のプールに一気に大量の水を放出して水の流れと波を生み出す、東京サマーランド史上最高の「冒険体験型プール」ということで、実際に水に入ってみるとすごい迫力ですよ。水深1mのプールに壁が2.5mもあるんですが、水流が複雑に変化して、時には波が壁を越えるほどです。さらに、地形を活かした渓谷の世界観を作るために壁に地層をペイントしたり、SNS映えする撮影ポイントを造ったりと、当社ではあまり前例がない施工にも挑戦させてもらいました。
造成からプール建設、建築、サインまでを一貫して担当。
工事は、山が迫る地形を活かした敷地造成から、プールの建設、舗装、中の島の造園、水室の建築や設備の設置、展望台や撮影ポイントの施工まで一貫して請け負っています。技術的には、コンクリートの品質管理や鉄筋型管理に特に気を使いました。水流に耐える強度や漏水対策が必要ですし、カーブの位置出しにしても現場で設計通りに造るにはやはり技術が必要なんです。私自身に経験が足りないと思ったのでコンクリートを勉強し直し、本社の有識者に知恵をもらいながら取り組みました。一方で、世界観の表現という遊園地ならではの難しさもありましたね。例えば擬岩はいただいた風景写真を基に作るのですが、感覚のすり合わせに苦心しました。
一番嬉しかったのは竣工式。現場を無事に引き渡せた安堵感に加え、社長や役員が列席してくれたので誇らしさがありました。
モチベーション
先輩から引き継いだ、挑戦とチャンスのバトン。
多摩営業所は、当社が道路舗装から景観・スポーツへと事業を広げていた時期に、先陣を切って多くの大学から仕事を受けてきた挑戦的な営業所です。中でも東京サマーランド様は、現在の開発部長が営業所時代に拓いたお客様で、たまたま私が担当した短工期の工事が始まりでした。当時はこれほど大きなお取引になると思いませんでしたが、その後、高さ50mの防球ネットを建てたり、キャンプ場やドッグランを設計・施工したりと…舗装会社では他にないと思えるほど多彩な仕事をさせてもらいました。私としては先輩が拓いたチャンスを自分で途絶えさせるわけにいかないから、毎回必死でしたよ。東亜道路工業としても、設計から請け負える組織体制が整った時期なのでタイミングが良かった。1つ1つの挑戦がこの大型プロジェクトにつながりました。
経験がなければ学べばいい。半歩ずつでも前に進むことが、自分の得になる。
若い頃の上司が熱い人でね、営業所のみんなに「後ろ向きな言葉を言うのは止めよう」って言ったんです。普通なかなか言えませんよね。共感したのですごく記憶に残っています。民間の仕事は経験したことがないような仕事も多いんです。大変だけれど、分からないなら勉強すればいい。できないと口に出しても何も進まないし、半歩でも前に進めることを「建設的」って言うでしょう?実際、はじめてやる仕事は学ぶことが多いです。それは結果として自分の「得」なんだと、そう思い込んで力にしてきました。
数年前、私が以前に工事した大学の卒業生が入社してね、母校の工事担当として、私が張った人工芝を剥がして張り替えたんですよ。面白いものですね、めぐりめぐって、現場が受け継がれている。かつて上司が「私達の仕事は究極的にはサービス業だ」と言っていましたけれど、続いているのはお客様満足の結果でもあります。こうして挑戦の精神もお客様も引き継いできたことを、きっと後を任せてくれた上司や先輩たちも喜んでくれていると思うんです。
Other projects
瀧口 陽の記憶に残るシゴト
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東京サマーランドゴルフ練習場
東京サマーランド様の初期の工事。当社としては異色の工事で、挑戦する決意で取り組んだ。
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駒沢女子大学 駐車場
山の斜面を平らに造成して駐車場を整備。これを糸口に、次々に仕事が続いたことが印象的。
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世界初・人工芝の再利用技術を用いた更新工事。五輪金メダルの上野投手が始球式をした。
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We are proud_06
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百年先、東亜道路工業が社会と
どう関わるべきかを考えたい。太陽光発電舗装システムWATTWAY
建設事業本部 企画開発部 部長
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We are proud_01
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尊い出会いと感動が
今も原動力になっている。高円宮記念JFA夢フィールド
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We are proud_02
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地域を活性化する
取り組みを、
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We are proud_03
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100人を率いて進める
3年がかりの
大プロジェクト。中央道リニューアル工事(松本管内)
茨城支店 工事課長
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We are proud_04
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技術、製品が
一体となって
ベストな
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