表層・基層に関する工法(セメント系)

ICT施工とは、情報通信技術(ICT)を建設施工に活用して、高い生産性と施工品質を実現する新たな施工システムです。ICTにより建設機械の動きをmm単位で制御することで、施工の品質や出来型の精度が高まります。また、建設機械の制御に用いる設計データを、出来形の検測にも活用しています。

コンポジット舗装工法は、表層にアスファルト混合物を用い、その下の層にセメント系舗装を用いる舗装でコンクリート舗装の耐久性とアスファルト舗装の乗心地を兼ね備えた舗装です。

打設箇所において縦方向に鉄筋を連続的に敷設し、未固結コンクリートを振動締固めることにより、コンクリート版を設けます。横ひび割れを連続した横断方向鉄筋により分散させることにより横方向目地が必要なくなります。

コンクリート版に予め圧縮応力を与えたコンクリート舗装です。 構造的な強度は確保しつつ版厚を薄くすることが可能です。

単位水量の少ない硬練りコンクリートを、汎用性の高いアスファルト舗装用施工機械を用いて転圧締固めによってコンクリート版を設けます。

コンクリートへ繊維質補強材を混入することにより、靱性が向上します。ひび割れ抑制に効果があり、薄層コンクリート舗装などに効果的です。

プレキャストコンクリート版舗装は、予め工場で製作したコンクリート版を敷設します。プレキャストコンクリート版には、プレストレストコンクリート(PC)版または鉄筋コンクリート(RC)版が用いられます。

スリップフォーム工法は、コンクリートの敷均し、締固め、平坦仕上げ等の機能を持つ1台の舗設機械(スリップフォームペーバ)で、型枠を設置しないでコンクリートを打設する工法です。工期短縮、労働力の省力化に寄与します。さらに型枠を用いないため型枠の高さに制限されず自由な層厚での施工ができます。

セットフォーム工法は、事前に型枠を用いてコンクリートを打設する工法です。

中折れセットフォーム工法は、横断勾配の異なる二車線を同時に施工できる工法です。通常の機械では、単一勾配での施工に限定されていました。本工法は1パスでの施工が可能です。

橋梁の老朽化に加え、交通量の増大などによる橋面のひびわれなどの損傷が問題となっています。本工法は橋梁のRC床版上に薄層コンクリートを打継ぎ、補強する工法です。

既設のコンクリート舗装の修繕で、薄層でコンクリートをオーバーレイして打ちつぎます。既設コンクリートとオーバーレイする薄層コンクリートを十分に付着させることが大切で、既設舗装面をショットブラストまたはウォータージェットで処理してから打ちつぎます。

コンクリート舗装の走行騒音低減のため表面を適度に粗面にする工法です。更なる効果として雨天時に表面排水により、視認性の向上やすべり抵抗が増加します。

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