NEWS

 当社は、地球環境保全への取り組みの一環として、常温で製造可能なアスファルト乳剤混合物を開発しました。この度、当社茨城支店構内の常温アスファルト混合プラントにおいて、近隣自治体の道路管理者の皆様にご臨席いただき、本技術を用いた試験製造および試験施工を実施いたしました。
 従来の道路舗装用アスファルト混合物は、製造・施工時に骨材およびアスファルトの加熱が必要とされ、多大なエネルギー消費とCO2排出を伴っていました。近年、中温化技術の開発により一定の環境負荷低減が実現されているものの、当社が開発した新技術は、製造時の加熱工程を完全に不要とすることで、従来工法と比較してCO2排出量を大幅に削減することが可能となります。

本技術の主な特長:
 製造時の加熱が不要で、CO2排出量を大幅に削減
 従来の加熱混合物と同等の作業性を確保し、製造後速やかに施工が可能
 特殊な乳剤技術により、5時間程度の長距離運搬が可能
 従来の施工機械がそのまま使用可能

 当社は本技術を、脱炭素社会の実現に向けた道路舗装分野における重要な環境配慮型技術と位置付けて、さらなる品質向上と用途拡大に向けた技術開発を推進するとともに、本技術の普及を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

常温アスファルト乳剤混合物の試験的な製造および施工の実施について.pdf