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 当社は,2022年11月より茨城県つくば市に研究開発用の常温アスファルト混合物製造プラントの新設を進めてまいりました。2023年8月4日,工事が完了し安全祈願祭を執り行いましたのでお知らせいたします。常温アスファルト混合物は、アスファルト乳剤などを結合剤として使用することで製造時の加熱工程が不要となり、通常の加熱アスファルト混合物に比べCO2の発生量を大幅に低減できる技術として,その開発が期待されております。
 このたび新設した常温アスファルト混合物製造プラントは,材料を高精度かつ均一に混合できるバッチ式のもので,カーボンニュートラル社会の実現に資する常温アスファルト混合物の研究開発に加え,高品質なセメント・瀝青安定処理路盤材の開発,従来のアスファルトプラントで再生利用するのに苦慮していたグリズリアンダー材(※1)を活用する舗装材料の開発,グランド等で使用されているオイルサンドの高品質化といった研究開発に取り組んでまいります。

※1グリズリアンダー材は撤去されたアスファルト舗装下面に付着している路盤材等をグリズリフィーダーで分級した際に発生する材料です。

 常温アスファルト混合物製造プラント新設のお知らせ.pdf